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青の海

海貝あかりによる雑多に素敵だと思うもの等々を含めたブログです。 過去記事も含まれますのでよろしくお願いいたします^^

【台本紹介】8/28 池袋にて声劇を行いました。2作品目・肝試し風15分強

はい、1作品目に続きまして2作品目後半部のストーリーです。
こちらは私が又聞きした地元での肝試しに肉付けしたものです^^
真面目に演じれば早ければ10分~15分ほどで終わります。

  ***
ホラー(ダンジョン物語風?)
※50%ほど実話、大半作り話と思っていただければ幸いです。

マサキ(男)・お調子者、前に出たがり
リュウ(男)・ちょっとすました所があるビビリ
ショウタ(男)・ちょっと賢いメガネ、声は高め
テツ(男)・40代、この集団のお守役?酒好き
リオ(女)・金髪ギャル見た目に反して面倒見がいい
マキ(女)・色白怖がり
アザミ(女)・年齢不詳のお姉さんアオイ(欠席者)と特に仲良し
ナレ


ナレ「夏の夜空の元、21時に一度も使われなかった廃墟のホテルの下へ7人の男女が”肝試し”とその場に集った。」
マサキ「いんやぁ、ついに来ましたね、テンション上がるぅ!」
リュウ「あほか、夏といえばホラーって騒ぎ出したかと思えば近所のここかよ、立ち入り禁止って書いてあるのに。」

リオ「つーか、なんであたしまで……」
マキ「(リオの顔色を伺いながら)ご、ごめんね……?その、怖くて……。」
アザミ「リオちゃんってなんだかんだ優しいのよねぇ~あれ、アオイちゃんは?」
マキ「なんか、体調すぐれないから休むって……」
アザミ「あらほんと?今回アオイちゃんに誘われて来たのになぁ。(残念そうに)」
マサキ「まじで!?じゃあ女の子少ないのかよ~せっかくいいとこみせようと……」
リオ「馬鹿かテメー。(呆れ気味)」
ショウタ「まぁ、マサキはほっといて、こーゆーところってなんか入ってみたくなるよね。」
テツ「おいおい、テメェら、俺が総監督でいるから今回入れるってことを忘れんじゃねーぞ。」
マサキ「もちろん、テツさんのおかげっすよ!!ありがとうございます!じゃ、入りますか。」
テツ「俺はこの入口でお前らが戻ってくるのを待ってりゃぁいいんだな?」
マサキ「お願いしやす!なんなら一緒に探検どうっすか!?」
テツ「俺は酒が飲みてぇんだよ!」
リオ「持ってきたんっすか……根っからの酒好きっすね……。」
テツ「ったりめーだろ、俺から酒を取ったら何が残る!何も残らんだろが。」
リオ「それ自分で言いますか……ダメな大人がここにいる……酔いつぶれてもあたしら介抱しませんよ~。」
テツ「いーからさっさと行って来い!あ……おい、アザミ、中は頼んだぞ。」
アザミ「うふふ、まかせてちょうだいな♪」
ナレ「そうして、お酒を飲むために、どかりとその場に座り込んだテツを除き、一行は4つのライトを手に、暗いホテルの1階ロビーへと足を踏み入れた。」
アザミ「あらやだ、外装じゃわからないけれど、だいぶ崩れてるところとかあるのねぇ、外の倉庫は粗大ごみ置き場みたいになってたし……皆、お洋服汚れないようになさいな。」
マサキ「うぉ!声響きますね~」
ショウタ「厨二心くすぐるというのか、オカルトはそこまで興味あるわけじゃないけど、廃墟ってすごい気になるよね。」
リオ「意外だな、ショウタはマキみたいにビビリかと思ってたけど中に入っても平気なんだな。」
ショウタ「ビビリ?僕が?何に?」
リュウ「行こうぜ、さっさと終わらせて帰ろう。」
マサキ「おやおや、まだ入ったばっかりですよ、リュウく~ん?(おちょくりながら)」
リュウ「うっぜぇ!ここにいたって仕方ねーだろ」
ショウタ「そうだね、早く先へ行こう。僕はあそこの奥の部屋を見て回りたいな。ここは5階建てだったね、1階は見て回るものが多そうだ!」
ナレ「そう言ってショウタは、懐中電灯を持っていないにもかかわらず一人でスタスタと歩き始めた」
マキ「ショウタくん、待って!!ライトないのに怖くないの……?その、幽霊とか出るかも……。」
ショウタ「幽霊……?ははは!君は随分変なことを言うんだね!霊体なんて非科学的なものだ、全く信じないかと言われればそうじゃないけど、いたとしてもあれは電気質だったからたとえ取り憑かれたとしたって対処方法はあるんだよ、対処方法さえ心得てれば霊体なんて怖いもんか。」
リオ「少なくとも、そこの使えねー男子よりショウタのほうが頼りになりそうだな。あたしはショウタについてくぜ。」
マサキ「あ!おい!!俺の持ち場~!!」
リュウ「(頭をかきむしりながら)あ~も~……」
(一階の廊下を歩きながら)
マキ「ぜ、全部の部屋が暗いね……?(リオの腕にしがみつく)」
リオ「外側から窓割られたんだろうな。外側から見る限り殆どの部屋にはベニヤが貼ってあったし……(マキの手をポンポン叩きながら)」
アザミ「向こうは棚とかソファーが重なってたわ。こうも暗いと雰囲気あるわねぇ~」
マサキ「アザミさん、怖かったら俺様を頼ってくれてもいいんですよ?」
アザミ「まぁ、マサキ君は面白いことを言うのね~」
マサキ「振られた……」
リュウ「あほか。」
アザミ「そうねぇ、じゃあピンチになったらお願いしようかしら♪」
ナレ「一行は広く、何もない部屋へと入った。側面には禿げてボロボロになった壁と、天井にはただいくつもの寂れて蜘蛛の巣がかかっているシャンデリアが存在している。」
ショウタ「ここはたぶん食事スペースだな、ってことは近くに厨房とかないのかな。結構鍵がかかってる部屋も多かったし、どっかに鍵が落ちてたりしないかなぁ……。」
リュウ「ゲームじゃあるまいに、あるわけねぇだろ。」
マサキ「でもさ、あったら面白いよな!探してみっか?」
アザミ「ダメよ、危ないわ。壁とかも剥がれてきているし、それに鍵は役所の方で保管されていたはずよ。」
マサキ「ちぇー……じゃあ二階に行きますか~確か二階から上は普通に客室だったからここみたいに暗くはなかったよな。」
マキ「ここ、本当にバブル時代に作られた建物だったんだね……。」
マサキ「ああ、うん?確かバブル末期に建てられてバブル崩壊で一日も経営する前に潰れておじゃんになったんだよ。でも、それがどうかした?」
マキ「ううん、さっきのところの大きなレストランフロアといい、シャンデリアもいくつもぶら下がってたし、この階段も手すりが細かく細工してあるから、さびれて怖いけど……」
マサキ「怖いなら、そのヤンキー女じゃなくて俺を頼ってくれてもいいんだよ、マキちゃん」
リオ「誰がヤンキー女だ、ゴルァ!」
マキ「ううん、リオ優しいから大丈夫。(ちょっとはにかんで)」
マサキ「また振られた……」
リュウ「あほだな」
リオ「間違いねぇな」
マサキ「あーもー!2階ついたぞ!」
ショウタ「すごい!2階にもこんな大きなロビーが!ピアノまであるじゃないか!」
マキ「1階より明るいのにここ、すごく怖いな……」
アザミ「そうね、何か嫌な感じがするわ。どうしてここだけ鍵がある部屋なのに開いているのかも少し気になるし……出ましょうか」
ナレ「その時、半開きになっていた寂れたドアがひとりでにバタン、と閉まった。一行は各々に悲鳴をあげて、やっきにドアを開けようと試みたが、錆びれてしまったドアノブは落ち、木製とは思えぬほど重い扉は体当たりをしようと開くことはなかった。防音ガラスである窓は同じように鍵が錆びれて動かず、外にいるテツは気づく様子も見せない。」
マキ「嘘でしょう……?ここから出られないの?(泣き始める)」
リオ「泣くな、泣くな、泣くな、ぜってぇ出してやっから!」
アザミ「変ね、おかしいわ。役所が管理してるのだから、こんなに錆びれて危ないところなんて存在してるとは思えないのに……。」
リュウ「……気持ち悪くなってきた……。」
リオ「テメェ!ここで吐くなよ!!今密室なんだからゲロ臭くなるだろ!」
マサキ「俺、もう一回扉蹴破れねぇか試してみる!」
ショウタ「なにか、投げられるもの持ってる人、いないかな。もしいなかったら、懐中電灯、一つで足りるかわからないけど……壊してもいいかな。」
リオ「オメェはこんな時に何言ってやがる!!」
ショウタ「こんな時だからこそ、だろ!僕らの持ち物でこの防音ガラスを破るんだ!これさえ砕ければテツさんに助けを求められるし、幸いにもここは二階だ、飛び降りても、助かる高さだ!そうでしょ!」
リオ「……わかった、あたしの懐中電灯をくれてやる。ただし、これで全部失敗して壊しただけだとか言ったら承知しねぇぞ!!」
ショウタ「善処するさ……」
ナレ「ショウタはリオから懐中電灯を受け取り、力のかぎり投げたが、数回投げるうちに懐中電灯とは分解し、中から単一の大きな電池が転がり出た。ショウタはこれだと言わんばかりにそれを握り、ガラスを叩きつけたが、そのうちにリオが見てられない、と自分がショウタを窓から離し、ガラスを電池の端で叩きつけた。」
リオ「喧嘩慣れしてねーだろ、腰が引けてんだよ!」
マサキ「おい、リオ、やめろ」
リオ「やめるわけねーだろ!」
マサキ「やめろ!俺がやる。」
ナレ「マサキは無理やりリオを壁際から離し、リオが尻もちをつくのとほぼ同時に自らの懐中電
灯を手にガラスを突き破った。その懐中電灯は壊れ、窓ガラスとともに落下した。」
マサキ「は……どんなもんだ。」
マキ「きゃ、きゃあっ!!ま、マサキくん!!手、手から血が!!」
マサキ「あ、あぁ……さわんないで、マキちゃん、その、多分ぱっくりいっちまってグロいから。女の子に傷追わせるわけ行かねーだろ?(苦笑ぎみ)」
リオ「……なら最初から本領出しやがれってんだ、馬鹿野郎……(照れを含む)」
テツ「おめーら!どうした!なんかあったのか!!」
アザミ「テツッ!!お願い、助けて、閉じ込められちゃったの、身動き取れないのよ!!それに、今ので大怪我しちゃった子もいるの!!」
ナレ「その後、すぐに6人は助けだされ、マサキとリュウは救急車で搬送されることとなった。」
テツ「アザミよぉ」
アザミ「ん?」
テツ「俺、いつもより飲んじゃいねぇんだが、相当酔ってんのかな……あいつがガラス突き破るとき、変なもん見ちまったんだよ。」
アザミ「変なもの?」
テツ「ああ、ちょうど破った窓のところから、髪の毛が長くて血の気のない女が俺の方睨みながら飛び降りてきたんだよ……足元で、ぐしゃっと潰れて、血まみれだった……それに続くように懐中電灯が降ってきて、そいつは消えちまったんだが、ありゃあ、なんだったんだ……?」
アザミ「……なんでしょうね……。」
ナレ「後日、その廃墟に役人が立ち入り、完全に立入禁止の封鎖区域となった。あの場に居合わせた7人は全員高熱を出し寝込んでいる。今宵、この話を聞いたあなたの枕元にも何かが立ってあなたを苦しませる……かもしれない。」
END


ということで、実際は役人持ちの廃墟ホテルに深夜忍び込んだ若者が窓ガラス割ったり、爆竹してたところを近隣住民から警察に通報→騒動になり解散→一部が何故か翌朝体調が悪くなったというオチのエピソードでした♪
廃墟いいですよね、廃墟~♪
では、ここまでお付き合いいいただきましてありがとうございました!次も機会がありましたらどうぞ、よろしくお願いします。

☆海貝あかり

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